愛媛県松山市にお住いのH様邸にて外壁(木部)の塗装工事を行いました。築35年程のお家ですが木部の色褪せが気になるとの事で弊社のホームページより問い合わせを頂き、塗装のご依頼を受けました。
施工前
長年の日差しや雨風によってお客様の言うように色褪せが気になります。美観的な面から見ると色褪せは気になりますが、まずは塗装を行い木部を保護してあげる事が1番の目的になります。木部は水分を含むと劣化しやすいという特徴があります。そのため、木材の劣化を防ぐために防水機能のある塗料で塗装をする必要があります。塗装をしない状態だと、木材が水分を吸い込んでカビが生えたり、割れやすくなったりします。木材の内部にまで水が浸透すると、内部の建材まで劣化が進むので注意が必要です。コンクリートや金属と異なり、木材は有機物で伸縮しやすいという性質があります。そのため表面の塗膜も同時に引っ張られたり伸縮したりして、劣化が進みやすいという面もあります。気候の変動で塗膜が伸び縮みするので、塗装に使う塗料は伸縮性のあるものの方が長持ちします。外装の場合は特に劣化しやすいので、ウレタンなどの伸縮性の高い塗料を塗る事を弊社ではお勧めしています。
下塗りを行います。
まず塗装の前に、木部に塗装しやすいように下地処理をしていきます。パテや木材用のペーパーでケレンを行い、下地を整えます。下地をきれいに処理しないと、整えていない場所から塗膜が劣化していくので下処理を念入りに行うことが大切です。下地処理が終わると下塗りを行います。木材の吸水性を抑えるための下塗り専用の塗料を塗ります。吸水性を抑える塗料を塗ることで、塗膜の耐久性も高くなり塗装が長持ちします。今回下塗りに使用した塗料は日本ペイント 1液ファインウレタンです。
上塗りを行います。
最終的な見た目となる塗料を塗っていきます。上塗りに使用した塗料は日本ペイントのファインパーフェクトトップです。
施工後
しっかりと艶も出てきれいな仕上がりにお客様も大満足されていました。木材は水分を含んでしまうと伸縮してしまい、木材自体が反り返ってしまいます。そうなってしまうと、最悪、木材を張り替えなければならなくなり余計な費用もかかってしまいます。そうなる前に、塗装をしてあげることで、お家にかかるコストを長い目で見た時に、抑えることが出来ます。もしもお家の事で気になるような事があればお気軽に(株)日本エース開発までお問い合わせ下さい。