愛媛県今治市にお住いのU様邸にてスレート瓦の塗装工事を行っております。お家は築35年で20年ぶりの屋根の塗り替えになります。20年ぶりの塗り替えということで以前の塗膜はかなり剥がれ落ち、所々スレートも割れてしまっている状態でした。お客様も前から気にはなっていたそうですが、雨漏りする前にとご連絡いただき、塗装を任せて頂くことになりました。前日に作業用の足場を組み、高圧洗浄までは工程が進んでいますので、今日は下地処理から作業していきます。
下地処理
スレートが割れている部分に変成シリコンをうっていきます。変成シリコンは硬化後に優れた弾力性を保ち、衝撃や振動に強く被着体同士の膨張、収縮の応力を吸収し、耐久性にも優れています。何より、上から塗装が可能なので、一般的な塗装の下地処理によく使われます。
下塗りを塗っていきます。
下塗りを行っていきます。使用した塗料は日本ペイントの1液ベストシーラーです。シーラーの役割は接着です。上塗りする塗料と、下地(スレート)を接着するために使います。接着する効果以外にも凹凸を埋めて、表面を平らにする役割もあります。
中塗りを塗っていく。
前工程で塗ったシーラーは色が透明なのでわかりにくいですが中塗りでは仕上げの色となる塗料の1回目をローラーで塗っていきます。使用した塗料は日本ペイントのファインパーフェクトベストです。お客様のご希望で「前の色と似た感じの色がいい」との事でしたので、マルーンという色を使わせて頂きました。スレートの素地がかなり出てしまっているので施工仕様にある塗膜の厚みに近づけるように、ガイドラインに沿ってしっかりと塗っていきます。
中塗り施工後
中塗り施工後でも十分艶も出て、綺麗になりました。明日は上塗りと細かい場所のタッチアップで仕上がりとなります。朝から屋根が乾いていてくれたら作業もスムーズに行えるので助かります(^◇^)