先月松山市にお住まいのD様邸より住宅基礎の無料診断のお問い合わせを受けました。お家は築40年程でかなり前から基礎の状態は気にはされていたそうです。現地調査にお伺いした時はコンクリートの表面が崩れ落ちてしまっている状態でした。
現地調査時の状態
まだ基礎に大きなヒビ割れが入っている訳ではないですが住宅を支える大事な土台部分なので今よりひどくならないように補修をかけてあげる必要はあります。基礎がこのような状態になってしまう原因としてはいくつかありますので紹介します。
乾燥収縮
気温変化
コンクリートは温度が急激に下降すると縮む性質を持っており、その際に発生した力がコンクリートの引張強度を上回るとひび割れが発生してしまいます。夏場に施工された基礎などによく起きる現象です。
地震
よほどの大型地震でもなければ、深刻なひび割れが発生することは少ないです。地震のあとに大きなひび割れが発生している場合は、基礎に何らかの問題がある可能性を疑ってみることをおすすめします。
補修作業
まずは表面が剥がれ落ちてしまっている場所を部分的にセメントで左官補修をかけていきます。凸凹になっている場所をなるべく平になるように補修していきます。
全体の面を整えて行く
最初に補修した場所を含め全体的に基礎の面を整えて行きます。
最終の仕上げ
最後に凸凹な場所がないか確認しながら仕上げていきます。この仕上げが完了したらしっかりと乾くまで置いておきます。
お家の大事な土台となる基礎は住まれている方でも目視で確認すれば早期発見する事ができます。もしも気になる事や、不安に思う事があればお気軽に(株)日本エース開発までお問い合わせ下さい。