愛媛県今治市にお住いのM様邸にてスレート屋根、外壁塗装工事を行っております。先日外壁の下塗りまで作業が進んでいるので、外壁のクラック補修から行っていきます。
クラック補修前
乾燥
モルタルやコンクリートなど水を使う外壁材が、乾燥してしまい、外壁の表面を覆っている塗膜が、乾燥が進んでひび割れが生じる
経年劣化
サイディングボードやタイルなどのつなぎ目をふさぐ目地(シーリング)が、紫外線によって劣化することで生じる
揺れ
地震などの揺れによって力が加わり、コンクリートやモルタル、タイルなどの外壁材が耐えきれない場合に生じる
サイディングボードやタイルなどのつなぎ目をふさぐ目地が、地震などの揺れに耐えきれない場合に生じる
クラックが入っている部分にコーキング材(シーリング材)という弾力のある樹脂をひび割れに注入して埋める方法が一般的になります。今回使用したのは変成シリコンというコーキング材でコーキングの上から塗料を弾くことなく、塗装ができるものになります。
中塗りを塗っていきます。
下塗りを行った後に仕上げの色となる塗料を塗っていきます。中塗りの段階で凹凸等のない平らでなめらかな下地をつくっておくことで、上塗りがキレイに塗れるため、より美しく仕上げることができます。
中塗り施工後
中塗り作業の完成です。使用した塗料は日本ペイントのファインパーフェクトトップND-500というクリーム系の色です。基本的に中塗りと上塗りは“同じ塗料”で塗装をします。たまに、「わざわざ中塗りと上塗りの2回に分けなくても、1回で仕上げられないのか…?」とお客様に聞かれることもありますが、それは難しいです。
塗料は粘り気があるため、1回で多量の塗料を塗装しようとするとムラになります。どんなに腕の良い職人でも1回で多量の塗料を美しく塗り上げるのは、まず無理です。だからといって少量の塗料で薄く塗装すれば、見た目は美しく仕上がったとしても性能に何らかの問題が生じてしまいます。
後日、外壁の上塗りから施工していきますので引き続き現場レポートをご覧ください。