愛媛県今治市にお住いのM様邸にて引き続き塗装工事を行っております。
先日工事に着工し、作業用の足場を組み洗浄作業まで行っておりますので、本日は外壁サッシまわりの養生から進めていきます。
リシンを使った壁材
リシンとは、モルタル外壁の仕上げ材として用いられている表面化粧材のことをいいます。骨材(細かく砕いた石や砂)に樹脂やセメント、着色剤などを混ぜたものを吹き付けて施工するため、表面がザラザラとした仕上がりになります。比較的安価な仕上げ材であるため、新築住宅によく使用されています。その歴史は古く、現在のアクリル樹脂素材が確立された1960年〜80年代にかけて、最も一般的なモルタル下地仕上げ材として日本中に広まりました。
養生作業
塗装工事の養生は、塗料が飛んでほしくない所にカバーをしたり、塗装しない場所や見切り線の仕上がりがきれいになるように行ったりする作業です。塗料は液体ですので塗装する際に周りに飛散します。足場を建てる際に飛散防止ネットで建物全体を覆い、窓枠や樋などの塗料の付着・飛散が予測できる箇所はビニールなどを使って全て覆います。養生は全体の作業終了時に全て撤去するため後に残ることはありませんが、この養生の作業の出来が塗装の出来を左右するといっても過言ではありません。養生を丁寧に行わず、養生テープの貼り方が適当であると、養生を外した際にテープと塗装した箇所の境目が歪んでしまい、見栄えが悪い仕上がりになってしまうことがあるからです。施工する外壁と養生部分の境界部を丁寧に養生することで、境目が真っ直ぐに美しい仕上がりになります。
外壁の下塗り施工前
外壁下塗り施工後
外壁の下塗りを行っていきます。使用した塗料は日本ペイントのパーフェクトフィラーです。
屋根と同じように下塗りを行なっていないと、どんなに高性能の塗料で仕上げても早い段階で剥がれてしまうなどの不具合が発生してしまいます。そのため、塗装工事では下塗り塗料を塗るという工程は必要不可欠になります。
明日も下塗り作業を引き続き行っていく予定なので、現場レポートにアップしていきますのでご覧ください。