現場レポート

2022年3月11日更新

愛媛県今治市Y様邸にて塗装工事を行っております。パート3

愛媛県今治市にお住いのY様邸にて引き続き塗装工事を行っております。先日屋根の下塗り、中塗り、板金類の錆び止めまで進んでいるので、今日はサッシまわりの養生と、外壁のクラック補修、下塗りを行っていきます。

養生をしていきます。

塗装工事の養生は、塗料が飛んでほしくない所にカバーをしたり、塗装しない場所や見切り線の仕上がりがきれいになるように行ったりする作業です。塗料は液体ですので塗装する際に周りに飛散します。足場を建てる際に飛散防止ネットで建物全体を覆い、窓枠や樋などの塗料の付着・飛散が予測できる箇所はビニールなどを使って全て覆います。養生は全体の作業終了時に全て撤去するため後に残ることはありませんが、この養生の作業の出来が塗装の出来を左右するといっても過言ではありません。養生を丁寧に行わず、養生テープの貼り方が適当であると、養生を外した際にテープと塗装した箇所の境目が歪んでしまい、見栄えが悪い仕上がりになってしまうことがあるからです。施工する外壁と養生部分の境界部を丁寧に養生することで、境目が真っ直ぐに美しい仕上がりになります。

クラック(ヒビ割れ)を補修していきます。

 

外壁のモルタル部分にいくつかのクラックが入ってしまっています。クラックができる原因はいくつかありますので、ご紹介します。

乾燥
モルタルやコンクリートなど水を使う外壁材が、乾燥してしまい、外壁の表面を覆っている塗膜が、乾燥が進んでひび割れが生じる

経年劣化
サイディングボードやタイルなどのつなぎ目をふさぐ目地(シーリング)が、紫外線によって劣化することで生じる

揺れ
地震などの揺れによって力が加わり、コンクリートやモルタル、タイルなどの外壁材が耐えきれない場合に生じる
サイディングボードやタイルなどのつなぎ目をふさぐ目地が、地震などの揺れに耐えきれない場合に生じる

クラック補修後

 

クラックが入っている部分にコーキング材(シーリング材)という弾力のある樹脂をひび割れに注入して埋める方法が一般的になります。今回使用したのは変成シリコンというコーキング材でコーキングの上から塗料を弾くことなく、塗装ができるものになります。

外壁の下塗りを塗っていきます。

 

下地の補修が終わると、外壁の下塗りを行っていきます。使用した塗料は日本ペイントパーフェクトフィラーです。

屋根と同じように下塗りを行なっていないと、どんなに高性能の塗料で仕上げても早い段階で剥がれてしまうなどの不具合が発生してしまいます。そのため、塗装工事では下塗り塗料を塗るという工程は必要不可欠になります。

明日からは外壁の中塗りに取り掛かります。引き続き現場レポートにアップしていきますのでご覧ください。


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