本日より愛媛県今治市にお住いのO様邸にて屋根(モニエル瓦)の塗装工事に着工致しました。
長い間、屋根の塗装を行っていなかったせいで、瓦にはコケが生えてしまい、雨漏れの原因になるのではないかとお客様よりお問い合わせいただき梅雨に入る前にと塗装の依頼を受けました。
作業用の足場を組み立てます。
今回屋根の勾配も急な為屋根足場も組ませて頂きました。
瓦の状態
お客様の仰る通りかなりコケも生えていますし、旧塗膜も剥がれ落ちてしまっています。
この瓦はモニエル瓦といいよく洋風なお家の屋根に使われています。モニエル瓦について軽く説明します。
モニエル瓦とは
モニエル瓦とは1970年代〜80年代に人気をはくした輸入品の瓦屋根です。ヨーロッパで広く普及している瓦なので、洋風なフォルムでかつ色のバリエーションが豊かなのが特徴です。陶器ではなくコンクリートでできた瓦です。
モニエル瓦を塗装するにあたっての注意点
モニエル瓦を塗装する際には一般的なセメント瓦と使用する塗料は変わってきます。モニエル瓦にはスラリー層と言われるコンクリートを保護する層が表面にあるため、スラリー層に適した下塗り材を使用しなければなりません。その為セメント瓦とモニエル瓦の見分け方が大事です。よく訪問販売の営業マンが来て「安く塗装できます」と言われお願いしたが瓦の種類の見分けがつかず塗ってしまい2年程で塗膜が剥離しはじめたとお客様から問い合わせを受ける事もあります。
明日から屋根の水洗いを行っていきます。引き続き現場レポートにアップしていきますのでご覧下さい。