愛媛県松山市にお住いのN様邸にてアスファルトシングル材を使った屋根の塗装工事を行いました。
お家は築35年程ですが、屋根のメンテナンスは行ったことがなく、塗装工事のご依頼を受けて作業にお伺いしました。
アスファルトシングルとは、ガラス繊維基材にアスファルトを配合して石粒をコーティングしたシート状の屋根材で、耐用年数は10~20年ほどです。
アスファルトシングルには主に3つのメリットがあります。
1 豊富なデザインが楽しめる
アスファルトシングルにコーティングされている石粒にはさまざまなカラーバリエーションがあるため、お好みの色やデザインが楽しめます。
2 耐震性が高い
アスファルトシングルは軽量な屋根材なので、住宅に負担を与えず、地震に強いです。地震が多い日本の住宅向きの屋根材といえます。アメリカやカナダでもよく使われる屋根材です。
3 加工しやすい
軽くて柔らかいシート状の素材なので、加工しやすく複雑な屋根の形状にも施工しやすいでしょう。
以上3つのメリットはありますが、定期的にメンテナンスを行わないと、経年劣化によってコーティングが剥がれ、小さな石が落ちてくることがあります。N様邸の屋根も長い間メンテナンスを行っていなかったので、コーティングが剥がれてしまっている所がいくつか見受けられました。
下塗りを塗っていきます。
下塗りに使用した塗料は水性シリコンベストサフェーサーです。
上塗りを塗っていきます。
上塗りには水性シリコンベストⅡの黒(艶消し)を使用しました。
上塗り施工後
艶消しを使用したので、落ち着いた綺麗な仕上がりになりました。
縁切りをしていきます。
最後に縁切り作業を行います。スレート瓦やアスファルトシングルの屋根をローラー等で塗装すると、瓦の重ね目に塗料が入り込み、そのまま乾燥すると重ね目が塞がった状態になります。「縁切り」とは、塗料乾燥後に塞がった隙間の塗膜を切って、水の通り道を確保する工程のことを指します。しっかりと、縁切りを行っていないと、せっかくきれいに塗装しても逆に雨漏れを起こす原因になってしまうので、大変重要な作業です。
施工後お客様に写真で確認して頂きましたが、仕上がりに大変満足されてました。
使っている屋根材や壁材によってメリット、デメリットはありますがお客様はすべてを把握するのは難しいことだと思います。もしもお家の事で気になる事がありましたら、お気軽に(株)日本エース開発までお問い合わせ下さい。