そもそも「付帯(ふたい)」とは、「外壁の外側に付属している家のパーツ」を指します。

外壁塗装工事では、外壁以外の付属している部分も塗装をします。
建物の外側の構造物として「外壁」にも「屋根」にも該当しない部分を外壁塗装では「付帯部」として扱います。付帯部も建物の外側を構成する大切な部材で、外壁塗装のタイミングで舗装をすることで建物の経年劣化を最小限に抑えることができます。劣化症状に応じて、一つ一つの付帯部の改修の可否を判断するといいでしょう。
付帯部の種類と補修・リフォーム方法
軒天
剝がれしまっている塗膜を剝いでいきます!



軒天とは、外壁よりも外に飛び出ている屋根部分の裏側(下から見上げた際に見える部分)の部分を指します。外壁に雨風が当たらないようにする傘のような役目があります。また壁内の湿度をコントロールする役割も持っています。
よくある劣化症状
シミ、剥がれ、チョーキング現象、割れ
主な補修・リフォーム方法
塗膜の保護を目的として、塗装を行うことが一般的です。軒天に割れや剥がれが見られる場合は、新しい板材を用いて補修を行います。
雨樋

雨樋とは、屋根を流れる雨水を集め、下水や地上などに導く筒状の設備です。建物内部に雨水が侵入することを防ぎます。
よくある劣化症状
チョーキング現象、色あせ、ゆがみ、割れ
主な補修・リフォーム方法
塗装の塗り替えにより、塗膜を保護するメンテナンスを行います。ただし、劣化が著しく割れなどが見られる場合は、雨樋本体を交換する場合もあります。
破風板

下地を均一にし塗装の仕上がりを向上させます!

下塗りを入れることで綺麗な仕上がり、耐久年数の長短にもつながります!

破風板とは、屋根の切妻部分(二等辺三角屋根の斜辺、雨樋がない部分)の端についている板を指します。屋根の隙間からの雨風の侵入を防ぎます。
よくある劣化症状
色あせ、剥がれ、ひび割れ
主な補修・リフォーム方法
劣化症状が軽い場合は塗装の塗り替えを行います。腐食が見られるなど劣化がひどい場合は、上から板金でカバーをしたり、交換となったりすることもあります。
足場代がかかるため、破風板単体でメンテナンスすることは基本的になく、屋根や外壁のメンテナンスと一緒に行います。
鼻隠し
鼻隠しとは、屋根の雨樋がついている方の軒先についている横板を指し、破風板と同じように、屋根の内部に雨水が侵入することを防ぎます。雨樋が取り付けられる土台の役割も持っています。
よくある劣化症状
剥がれ、ひび割れ、腐食
主な補修・リフォーム方法
破風板と同じように劣化度合いに合わせて、塗装の塗り替え、もしくは板金でのカバーや鼻隠し自体の交換を行います。
鼻隠しは雨樋がついていることが多いため、板金カバーや鼻隠しの交換となった場合は、雨樋の交換も同時に行うと、長い目で見たときのコストを抑えられます。
水切り
水切りとは、基礎と外壁の境目についている仕切り部分を指します。外壁を伝って上から落ちてきた水が、建物基礎の内側に流れ込まないようにする役目を担っています。
よくある劣化症状
色あせ、サビ、へこみ
主な補修・リフォーム方法
水切りはその名の通り、水によく触れる場所で、金属製であるため、サビが発生する可能性があります。サビはケレンと呼ばれる作業で取り除くことができます。
また、サビが発生しないよう、定期的な塗装の塗り替えも重要です。水切りは薄い金属なので、サビや傷を放置すると穴になってしまうこともあるので注意しましょう。
庇
庇とは、屋根とは別にある、ドアや窓などの開口部の上にある片流れの屋根状のものを指します。日除けや雨避けになり、窓やドアの雨汚れを防いでくれます。
よくある劣化症状
カビ、コケ、サビ
主な補修・リフォーム方法
定期的な塗装の塗り替えをすることで、サビなどによる劣化を抑えることができます。塗り替えを行わず劣化を放置していると、補修や交換となってしまうため注意しましょう。
ただし、ポリカーボネート製など材質によっては塗装不要ですが、汚れを取り除くなど、劣化防止のメンテナンスは行うようにしましょう。
換気フード
換気フードとは、キッチンや浴室などの換気扇のある箇所の外側についている部品です。換気口内に雨が入るのを防ぎます。
よくある劣化症状
サビ、周囲の外壁の汚れ
主な補修・リフォーム方法
まずはケレンという作業でサビや劣化した塗膜を落としたうえで、新しい塗料を塗ります。定期的な塗料の塗り替えが劣化を防ぎますが、劣化を放置しており、破損が進んでしまった場合は、塗装でのメンテナンスができないため交換になることもあります。
付帯部の劣化症状
ヒビ・割れ
主な発生箇所:
- 雨樋
- 鼻隠し
- 幕板
ヒビや割れは目で見てわかりやすい劣化症状の1つです。雨水が入り込んでしまうなど、ヒビや割れは機能に影響しやすいため、早めの対処が求められます。
コケ・カビ
主な発生箇所:
- 軒天
- 庇
付帯部に緑や白、黒っぽい汚れが付いていたら、コケやカビが発生している可能性があります。コケやカビは水分を含むため、サビなどの他の劣化症状にも繋がります。
コケやカビの発生は表面の塗膜が劣化しているサインでもあるため、早めのメンテナンスが必要です。
サビ
主な発生箇所:
- 庇
- 雨戸
- 戸袋
- 水切り
- 換気フード
金属で出来ている付帯部はサビの発生に注意が必要です。赤・茶・黒・緑などサビにも種類がありますが、どのサビも放置すると穴が開くなど大きな劣化に繋がっていくため、早めの対処が重要です。
腐食
主な発生箇所:
- 鼻隠し
- 幕板
- 雨戸
- 戸袋

腐食とは、金属製の物が錆びたり、木製の物が腐ったりすることで、形が崩れたり機能が損なわれた状態を指します。腐食はかなり劣化が進んでいる状態であるため、塗装の塗り替えでは不十分で、交換等が必要になることもあります。
シミ
主な発生箇所:
- 軒天
シミは塗装を塗り替えれば一度は綺麗になったように見えますが、原因には雨漏りが潜んでいることが多く、根本的解決にならない可能性があります。シミが発生した場合は、原因まで調査してもらいましょう。
剥がれ

主な発生箇所:
- 鼻隠し
- 幕板
- 軒天
- 破風板
など屋根、壁面以外にも重要なパーツがさまざまあります。
外壁塗装する際に付帯部分も合わせて塗装(修繕)することでコストも下げることができます!
壁面もしっかりと下地調整していきます!

細かなひび割れも補修します!

パターン(模様)をつけます!

表面の塗装が剥がれることで、水分が内部に侵入するようになり、腐食などさらなる劣化に繋がる危険性があります。
剝がれた部分をできるだけ均一にして、下塗り材にてパターンをつけてできるだけ周りの模様に近づけます。
下地調整、下塗りが終われば1日空けて上塗りをおこなっていきます。
ファインパーフェクトトップ
上塗り1回目

ファインパーフェクトトップ
上塗り2回目

後は屋根のトップ2回目を塗布したら完工です。
仕上がりまであと少しですがお客様の笑顔が見られるよう最後まで気を引き締めて作業してまいります。
この度は数ある建築会社の中から弊社「日本エース開発」を選んでくださり誠にありがとうございす。
今後のアフターメンテナンスもしっかりと行ってまいります。
私たち「日本エース開発」は外壁塗装工事の無料相談、無料見積もりをおこなっておりお気軽にお問い合わせください。
また、松山市のほか伊予市、東温市、今治市、西条市、新居浜市、愛媛県内におすまいのお客様からのお問い合わせも大歓迎です。






